PCV13 PPSV23 連続接種の考え方について

医薬品

肺炎球菌ワクチンには2種類存在し、PCV13(プレベナー13)は以前はこども用肺炎球菌ワクチンとも言われていました。

また、PPSV23(ニューモバックス)は65歳以上では定期接種になっている肺炎球菌ワクチンです。

この2つを65歳以上で連続接種することによる予防効果について日本呼吸器学会から考え方が2019年に出ていたのでその内容についてまとめてみました。

そもそも肺炎球菌ワクチンの違いとは?

肺炎球菌は90種類以上存在しています。その中で重症化につながりやすいいくつかの莢膜型菌を混合したものが肺炎球菌ワクチンになります。

90種類のうち小児で重症化につながりやすい莢膜型菌7種類を混合したものがPCV7(プレベナー)です。

PVC7にさらに莢膜型菌を混合して合計13種類混合したものをPCV13(プレベナー13)と言われ、全菌種の88%をカバーしていることになります。 <参考資料

2021年1月現在では小児の定期接種はPCV13を使用することになっています。(以前はPCV7でした) <参考資料

 

次に莢膜を抗原として23種類含んでいるのがPPSV23(ニューモバックス)です。これはPCV13と違い成人に使用する薬剤になっており65歳以上では5の倍数の年齢に定期接種が設定されています。

PCV13 PPSV23 連続接種の考え方について

現在日本ではPPSV23が65歳以上の5の倍数の年齢において定期接種が設定されています。

その中で米国でPCV13を接種後にPPSV23を接種した場合にブースター効果が得られる(血清型特異抗体が共通している部分のみ)という内容を発表しました。

2021年1月現在の日本においてはこの連続接種についてはエビデンス、メリットが少ないなどの理由により推奨はされていませんが各薬剤の適応などから連続接種を選択することは可能になっています。

連続接種間隔について

PPSV23再接種する場合

前回PPSV23を再接種してから5年以上間隔をあけて再接種することが可能です。

PCV13接種後PPSV23を接種する場合

連続接種によるブースター効果が現時点で確認されているのはPCV13接種後6ヶ月~4年以内にPPSV23を接種することが推奨されています。(それ以上の期間を開けた場合のエビデンスなし)

PPSV23接種後PCV13を接種する場合

この順番に投与することにブースター効果は得られませんが1年以上間隔が開いていれば安全性に問題ないとされています。

参考資料

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