糖尿病治療薬 SGLT2阻害薬

薬剤師国家試験対策

糖尿病治療薬の中からSGLT2阻害剤について薬剤師国家試験に向けてまとめていきます。

SGLT2とは?

SGLTとはSodium glucose co-tansporterの略で日本語でNa⁺/グルコース共輸送体と呼ばれます。

名前の通り体内の電解質であるNa⁺とグルコースを同じ方向へ輸送するトランスポーターです。

そのSGLTのうちSGLT2を特異的に阻害するのが今回のSGLT2阻害薬になります。

SGLT2はどこにあり何を起こすの?

このSGLT2は尿細管の近位尿細管に多く存在しています。

血液をろ過する臓器として腎臓がありますが、腎臓で血液をろ過し原尿を作り出します。原尿にはブドウ糖が含まれており、その100%近くは近位尿細管で再吸収されるため排泄される尿中にはブドウ糖は検出されません。

SGLT2はこの近位尿細管でブドウ糖を再吸収する際に使用されるトランスポーターがSGLT2になります。

ここで注意したいのが尿細管でブドウ糖を再吸収を阻害しているため尿中にはブドウ糖が排出されるため尿糖の検査は陽性になります。

そのため検査するときはSGLT2阻害薬を服用していることは医療機関に伝えなければなりません。

どんな薬があるの?

SGLT2阻害薬のステムは「○○グリフロジン」です。

例として

ダパグリフロジン (フォシーガ®)

エンパグリフロジン (ジャディアンス®)

イプラグリフロジン (スーグラ®)

ルセオグリフロジン (ルセフィ®)

トホグリフロジン (アプルウェイ®)

カナグリフロジン (カナグル®)

ダパグリフロジンであるフォシーガは2020年11月に慢性心不全に対しても適応を取り、話題の薬剤になっています。(国家試験で問われる可能性はあります。2022年ごろ?)

詳しくは下記を参照してください!

副作用

この薬剤はブドウ糖の再吸収を抑え、インスリンに直接作用せずに血糖依存的に血糖値を下げる薬剤であるため確率は低いですが低血糖に注意しなければなりません。

万が一低血糖になった場合はブドウ糖を服用します。

尿中にブドウ糖を排泄するため尿路感染症には注意しなくてはなりません。特に女性は尿路感染症のリスクが高いと言われているので清潔に保ち体調管理に努める必要があります。

尿中にブドウ糖が排泄されることにより尿の浸透圧が上昇します。それにより体内の水分が尿中へ移行し尿量を増やす作用があります。これにより注意したいのが脱水です。

水分制限などがない患者さん以外は適宜水分補給する必要があります。

まとめ

SGLT2阻害剤は基本的に1日1回の服用で良いため服薬コンプライアンスは確保しやすいです。

さらに低血糖の確立が低く比較的使いやすい薬剤になりますが、脱水や尿路感染症には注意しなくてはならない点だと思います。

 

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